YDAバナー広告&入稿規定の全て - レスポンシブ広告から最新規定まで完全ガイド

Yahoo! JAPANが提供するディスプレイ広告プラットフォーム「YDA」について、その概要や特徴、さまざまな広告フォーマットの種類、レスポンシブ広告の入稿規定などを詳しく解説したブログ記事をご紹介します。YDAを活用してブランディングやマーケティングを効果的に行う際の参考にしていただければと思います。

1. YDAとは
2. YDAバナー広告の種類
3. レスポンシブ広告の入稿規定
4. バナー広告の入稿規定
5. ブランドパネルの入稿規定
まとめ
よくある質問

1. YDAとは

YDA（Yahoo!ディスプレイ広告）は、Yahoo! JAPANが提供するディスプレイ広告のプラットフォームです。アクティブユーザーが非常に多く、幅広いターゲティングオプションを活用できることにより、多様な企業やブランドが効果的に広告を展開する場として利用されています。

YDAの目的

YDAの主な目的は、広告主が自社の商品やサービスを効率的にユーザーに届けることです。ターゲティング技術を利用して、特定のユーザーセグメントに対して広告を配信するため、広告主はより高いコンバージョン率を目指すことが可能です。

主な特徴

YDAの特徴は以下の通りです：

多様な広告フォーマット
YDAでは、レスポンシブ広告、インフィード広告、バナー広告など、様々な形式の広告を提供しており、広告主は自社のニーズに応じた広告を選ぶことができます。
豊富なターゲティング機能
ユーザーの興味・関心、年齢、性別、地理的情報などに基づいて広告をターゲティングできるため、より効果的に広告を消費者に届けられます。
リアルタイムの効果測定
YDAでは、広告のパフォーマンスをリアルタイムで把握することができ、効果的なキャンペーンの運用をサポートします。これにより、問題点を迅速に把握し改善策を打つことができます。

広告掲載の流れ

YDAでの広告掲載は主に以下のステップで進行します：

アカウントの作成
YDAを利用するためには、まずYahoo!プロモーション広告のアカウントを作成する必要があります。
広告デザインの作成
自社の理念や商品に合った広告デザインを作成し、必要なフォーマットに合致させることが求められます。
入稿と審査
作成した広告はYDAに入稿され、審査を経て掲載されます。審査基準が厳しいため、入稿前にしっかりと確認することが大切です。
広告運用と効果測定
掲載開始後は、広告の効果を分析し、必要に応じて運用の改善を行います。

YDAを利用することで、広告主は効率的に自社のブランドを広めることができ、ユーザーに対して的確なメッセージを送ることが可能になります。

2. YDAバナー広告の種類

YDA（Yahoo!ディスプレイアドネットワーク）では、広告主が商品の魅力を広めるために柔軟で効果的な広告フォーマットを提供しています。以下に、YDAで利用できる主要なバナー広告の種類について詳しく解説します。

レスポンシブ広告

レスポンシブ広告は、入稿した画像やテキストを元に、広告の掲載枠サイズに応じて自動的にデザインが調整される形式です。この仕組みにより、さまざまなデバイスや画面サイズに最適化された広告を配信できるため、効率的かつ効果的な宣伝が可能です。

メリット: 多様なサイズやデバイスに対応し、一つの素材で複数の広告枠に表示できます。これにより、制作コストと時間の削減が期待できます。

バナー広告

バナー広告は、主に固定サイズの画像を使用して表示される広告です。画像によるストレートな訴求が可能で、インパクトのあるビジュアルを活用することで消費者の注目を集めます。この広告は、特定のサイズが要求されるため、デザインに工夫が必要です。

種類: YDAでのバナー広告には、「300×250」「728×90」「160×600」など、いくつかの標準サイズが存在します。これらは広告主のニーズやキャンペーンの目的に応じて選択できます。

テキスト広告

テキスト広告は、文字情報を中心に構成される広告形式です。シンプルながらも、ターゲットに対し明確なメッセージを伝えることができるため、適したコンテンツを提供することで効果的なプロモーションができます。

特徴: 全角や半角による文字数制限があり、見出しや説明文を工夫する必要があります。テキスト広告もYDAにおいては重要な広告形式の一つです。

広告素材の組み合わせ

YDAでは、レスポンシブ広告、バナー広告、テキスト広告を組み合わせることで、より多様なスタイルの広告キャンペーンを実施可能です。例えば、同一のキャンペーン内で異なるフォーマットを使用することで、広範囲なユーザーへのリーチが実現できます。

YDAにおけるバナー広告は、効果的なマーケティングの鍵となる要素です。それぞれの広告形式が持つ特徴を理解し、自社のブランド戦略に合った形式を選ぶことが重要です。

3. レスポンシブ広告の入稿規定

レスポンシブ広告は、さまざまなデバイスや画面サイズに最適化されて表示されるため、特に効果的な広告手法です。このセクションでは、レスポンシブ広告を入稿する際の具体的な規定を解説します。

3-1. 画像の要件

レスポンシブ広告に使用する画像には、以下の2つのサイズでの準備が求められます。

1200×628 ピクセル
300×300 ピクセル

これらのサイズを用意することで、広告の表示機会を広げることが可能です。さらに、ロゴ画像は任意での入稿が可能で、推奨されるサイズは180×180ピクセル、ファイルサイズは150KB以内として設定されています。

注意事項

使用する画像は、表示される際にトリミングされる場合があります。特に上下が約15%削除される可能性があるため、テキストや重要なビジュアル要素は中央に配置することが望ましいです。

3-2. テキストの要件

次に、テキストに関する要件について説明します。

タイトル: 最大20文字
説明文: 最大90文字
主体者表記: 最大20文字
ボタン: 17種類から選択可能
表示URL: 最大29文字
リンク先URL: 最大1024文字

説明文は表示条件によっては、最大90文字の中で38文字しか表示されない場合があるため、できるだけ38文字以内に収めることをお勧めします。

3-3. 画像とテキストの組み合わせ方法

レスポンシブ広告では、画像とテキストが組み合わさった表示が可能です。以下のポイントにご注意ください。

多様な登録が可能: 最大で15枚の画像と複数のテキストを登録できます。
対応ファイル形式: 使用する画像ファイル形式は「.jpg」「.jpeg」「.gif」「.png」のいずれかに対応しています。

これによりクリエイティブの幅が広がり、効果的な広告運用が期待できます。

3-4. レスポンシブ広告のメリット

レスポンシブ広告は、各デバイスや表示枠に応じて最適な形で表示されるため、効果的な広告配信を実現します。幅広いオーディエンスにリーチでき、コンバージョンの増加が望まれます。

以上のポイントをしっかりと理解し、レスポンシブ広告の入稿規定を遵守することで、効果的な広告運用が実現します。必要な画像やテキストを準備する際は、必ずこれらの規定に従うようにしましょう。

4. バナー広告の入稿規定

バナー広告は、その視覚的なインパクトを利用してユーザーの興味を引くための非常に有効な手段です。このセクションでは、Yahoo!広告におけるバナー広告の入稿に関する具体的な規定について説明します。これらの規定を理解し、円滑な広告運用を実現しましょう。

4.1 バナー広告（画像）に関する入稿基準

バナー広告（画像）の入稿には、以下の基準を遵守する必要があります。

広告サイズとアスペクト比
- 1:1
  - 推奨サイズ: 1200 x 1200 ピクセル
  - 最小サイズ: 600 x 600 ピクセル
- 6:5
  - 推奨サイズ: 600 x 500 ピクセル
  - 最小サイズ: 300 x 250 ピクセル
- 39:5
  - 推奨サイズ: 936 x 120 ピクセル
  - 最小サイズ: 468 x 60 ピクセル
- 728:90
  - 推奨サイズ: 1456 x 180 ピクセル
  - 最小サイズ: 728 x 90 ピクセル
- 4:15
  - 推奨サイズ: 320 x 1200 ピクセル
  - 最小サイズ: 160 x 600 ピクセル
- 1:2
  - 推奨サイズ: 600 x 1200 ピクセル
  - 最小サイズ: 300 x 600 ピクセル
- 32:5
  - 推奨サイズ: 640 x 100 ピクセル
  - 最小サイズ: 320 x 50 ピクセル
- 16:5
  - 推奨サイズ: 640 x 200 ピクセル
  - 最小サイズ: 320 x 100 ピクセル
- 16:9
  - 推奨サイズ: 1280 x 720 ピクセル
  - 最小サイズ: 640 x 360 ピクセル
ファイル形式とサイズ制限
- 推奨ファイルサイズ: 300KB未満（最大許容サイズ: 3MB）
- 対応ファイル形式: .jpg, .jpeg, .gif, .png

4.2 動画バナー広告の入稿基準

動画を使用したバナー広告についても、特定の基準が設けられています。以下のポイントを確認してください。

動画サイズとアスペクト比
- アスペクト比:
  - 16:9
    - 推奨サイズ: 640 x 360 ピクセル
  - 1:1
    - 推奨サイズ: 600 x 600 ピクセル
ファイルサイズと再生時間
- 最大ファイルサイズ: 200MB
- 再生時間: 5秒から60秒
サムネイル画像の入稿
- 動画にはサムネイルが必要です。サムネイルの規定は次の通りです。
  - 16:9
    - 推奨サイズ: 1280 x 720 ピクセル
    - 最小サイズ: 640 x 360 ピクセル
  - 1:1
    - 推奨サイズ: 1200 x 1200 ピクセル
    - 最小サイズ: 600 x 600 ピクセル

4.3 入稿時の注意事項

入稿時には、以下の点に注意しましょう。

主体者名の表示
- バナーには主体者の名前を明確に記載する必要があります。企業名やブランド名を忘れずに含めてください。
コンテンツとの明確な区別
- バナーがウェブサイトの内容に自然に溶け込まないようにするため、デザインに工夫が必要です。目に留まる枠を設けるなどの工夫を行いましょう。
入稿形式の遵守
- 文字数やフォーマットに関する規定を遵守することで、広告審査の通過をスムーズにします。特に動画広告については、音声や映像に関する技術要件（コーデックやビットレートなど）を確認することが欠かせません。

5. ブランドパネルの入稿規定

ブランドパネルは、Yahoo! JAPANのトップページに掲載される非常に目立つディスプレイ広告であり、多くのユーザーにアピールするための重要な手段です。このセクションでは、ブランドパネルに関する具体的な入稿規定を説明します。

5.1 静止画広告の入稿規定

ブランドパネルの静止画広告には、以下のような仕様があります。

デバイス	サイズ	ファイルサイズ	ファイル形式
PC	600×600	最大3MB（150KB超は圧縮）	GIF 89a、JPEG、PNG
SP	640×360	最大3MB（150KB超は圧縮）	GIF 89a、JPEG、PNG

注意点

ファイルサイズが150KBを超える場合、入稿時に自動的に圧縮されますので、必要な質を保つためには、ファイルのサイズ管理を徹底することが重要です。

5.2 動画広告の入稿規定

動画広告の場合、入稿規定は次のようになっています。

デバイス	アスペクト比	最小ピクセルサイズ	ファイルサイズ	ファイル形式
PC	16:9	640×360	最大200MB	.mp4
SP	1:1	640×360	最大200MB	.mp4

が分かりやすいデザインで

動画フォーマットは、.mp4に限定されていますので、他の形式での入稿は避けましょう。

5.3 広告審査のポイント

ブランドパネルを成否に導く大きな要因の一つは、広告審査です。審査に通過するためには、以下の要点に注意する必要があります。

主体者明記: クリエイティブ内で、視認可能な大きさで主体者の名を表示することが求められます。具体的には会社名やブランド名、商品名などを含めることが必要です。
連絡先の明確性: ユーザーに対して信頼性を持たせるために、運営者情報をクリエイティブ内およびサイト上に明記することが求められます。これには本社住所や電話番号（携帯電話は不可）が含まれます。
コンテンツとの区別: バナーがサイト内のコンテンツと同化しないよう、必要に応じて枠取りデザインを施すことが重要です。

5.4 入稿手順

ブランドパネルの入稿は次のステップで行います。

広告クリエイティブの作成: 規定に従ったサイズの静止画または動画を用意します。
入稿情報の入力: マニュアルに従って、入稿フォームに必要な情報を記入します。
審査を待つ: 入稿後、広告審査に進みます。結果が通知されるので、審査に通過するまでお待ちください。

5.5 場所と表示

広告は、PC版ではYahoo! JAPANの右上に、スマホ版では検索窓のすぐ下に表示されるため、見やすい場所に配置されます。このため、効果的なデザインや内容が必要です。ブランドパネルの特性を最大限に生かし、多くのターゲットにリーチできる広告作りを目指しましょう。

まとめ

YDAは、効果的なディスプレイ広告を配信するための優れたプラットフォームです。レスポンシブ広告、バナー広告、テキスト広告など、様々な広告フォーマットを提供しており、ユーザーに最適な形で広告を表示できます。また、詳細なターゲティング機能を活用することで、効果的に広告を届けることが可能です。入稿時の規定を理解し、クリエイティブの作成に注力することで、YDAを通じて効果的なブランド訴求が実現できるでしょう。広告運用の改善を続けながら、ターゲットユーザーの注目を集める魅力的な広告を展開していきましょう。